ポリメレ:恒星の瞬きが明かした秘密
Polymeleは木星L4トロヤ群の小惑星です。遠い恒星の前を横切る恒星食を複数地点から観測した結果、長さ20km余りの扁平な形と、小さな衛星Shaunを持つことがLucy到着前に分かりました。点にしか見えない天体の輪郭を、星明かりの消え方から測れる好例です。

基本情報
- 英語名
- Polymele
- 大きさ
- 20km余り
- 形状を測った方法
- 恒星食観測
Polymeleは、Lucyの訪問予定に含まれる小さく暗い赤みがかったトロヤ群小惑星です。遠方の望遠鏡では輪郭を直接解像しにくい一方、天体が遮るものを利用して調べられます。
恒星を逆光として使う
恒星掩蔽では、小惑星が背景の恒星を短時間隠し、明るさを落とします。各地の観測者が恒星の消失と再出現を計時し、複数の影の断面を組み合わせて天体の輪郭を復元します。
もう一つの減光
2022年の観測では主天体の近くで二次的な掩蔽が記録され、衛星がある証拠となりました。主天体の影も球形ではない姿を示唆しました。精密な時刻測定と各地に分散した観測点が、観測チーム全体を巨大な地上装置にします。

赤い色は生命を意味する?
いいえ。組成、粒子の大きさ、放射線を受けた歴史はいずれも反射光へ影響します。P型という分類はスペクトルの比較であり、完全な化学組成表でも、まして生命検出でもありません。
接近画像で何が加わる?
Lucyは2027年のフライバイで、掩蔽から得た輪郭を三次元地形、色、熱測定へ結び付ける予定です。現在の想像図は印象を伝えるものにすぎず、実際のクレーター、斜面、岩塊は接近観測を待っています。


