人工衛星

宇宙ステーション

宇宙ステーションは、宇宙飛行士が生活し実験を行う軌道上の拠点で、乗員、食料、装置は宇宙船で運ばれます。1971年にソ連がサリュート1号を打ち上げ、その後ISSや中国の天宮へと発展しました。

衛星を追跡 ↗
スペースシャトルEndeavourから撮影されたISS
スペースシャトルEndeavourから撮影されたISS
画像クレジット: NASA/Crew of STS-132 · Public domain · 画像の出典を見る ↗

基本情報

運用主体
国際協力体制(ISS)/中国有人宇宙計画(天宮)
運用開始
1971年(サリュート1号)
用途
微小重力研究と長期有人軌道飛行

宇宙船を宇宙へ向かう自動車に例えるなら、宇宙ステーションは営業を続ける宿舎兼研究所です。宇宙飛行士が何か月も暮らし、補給船が食料、水、装置を届けます。現在、長期滞在に使われている二つのステーションは、国際宇宙ステーション(ISS)と中国のTiangongです。

スペースシャトルEndeavourから撮影されたISS
スペースシャトルEndeavourから撮影されたISS
画像クレジット: NASA/Crew of STS-132 · Public domain · 画像の出典を見る ↗

SalyutからTiangongまで

ソビエト連邦は1971年4月、世界初の宇宙ステーションSalyut 1を打ち上げました。米国は1973年にSkylabを打ち上げました。1986年から運用されたMirは、建築物のようにモジュールを追加しながら15年間活動しました。

ISSの組み立ては1998年に始まりました。中国は2021年にTianheを打ち上げ、2022年にTiangongの基本的な3モジュール構成を完成させました。一つの筒形モジュールから、長期滞在できる軌道上拠点へ発展するまで、半世紀を超える経験が積み重ねられています。

軌道上のMirのモジュール構造
軌道上のMirのモジュール構造
画像クレジット: NASA · Public domain · 画像の出典を見る ↗

地球周回軌道を飛ぶSkylab
地球周回軌道を飛ぶSkylab
画像クレジット: NASA · Public domain · 画像の出典を見る ↗

何に使われるのか

特に価値があるのは微小重力環境です。炎はほぼ球形になり、液滴は浮かぶ球になります。地上では重力の影響に隠れる現象を分離し、材料、流体、植物、人体を研究できます。

宇宙で何を食べるのでしょうか。物資は宇宙船が運びます。Soyuz、Crew Dragon、Shenzhouは人を、Progress、Cargo Dragon、Tianzhouは貨物を運びます。どちらも高速で飛ぶステーションへ追いつき、相対速度をほぼゼロにして正確にドッキングします。自動車の駐車よりはるかに精密な軌道計算が必要です。

なぜ望遠鏡なしで見えるのか

ISSの大きな構造物と太陽電池パネルは、太陽光を強く反射します。日没後や日の出前、地上が暗くなっても上空のステーションには光が当たっていることがあります。そのときは、都市からでも見えるほど明るい星のような光が空を速く横切ります。

知っていますか

宇宙ステーションは約90分で地球を一周し、1日におよそ16回の日の出と日の入りを迎えます。宇宙飛行士は毎回の日の出に合わせるのではなく、決められた時刻表に従って生活し、体内時計を守ります。

参考資料